【ライター志望者必見】継続して仕事をお願いしたいライターの6つの条件【編集者目線】

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私のような零細出版社の編集者だと、大企業のような完全な分業が行われておらず、いわゆる編集業務(媒体の企画・構成)だけでなく、取材からライティングまで自分で行うパターンが通常ですが、外部にライティングを依頼するケースもたくさんあります。

ブログ等でアクセス数を稼いでいる猛者の中には「フリーライターをしています!」「ライター志望です」という人もいるかもしれません。自分も仕事柄いろいろなライターさんとお仕事をしていますが、残念ながら「次も仕事をお願いしたい」という人にはなかなか出会えないのが現状です。

そこで今回は、現役ライター&ライター志望者へ向けて「次も仕事を頼みたくなるライターの条件」を挙げていきます。

目次

ライターに必須の6つの条件

条件は全部で6つあります。

  • 締め切りを守る
  • 指定された文字量を守る
  • 連絡を取りやすい&都合がつきやすい
  • メディアの文体に合わせた書き方をしてくれる(無記名の場合は特に)
  • 記事を自由に直させてくれる(無記名の場合は特に)
  • 校正の際はデザインを崩さない形で赤を入れる

「なんだ当たり前のことじゃん」と思う人は以下はスルーしていただいて結構です!

実際、この6つを守れない人がすごく多いから困っているんです。各項目の説明に移る前に、一応前提条件もお伝えします。

  • ある程度の文章力がある
  • 媒体が扱うジャンルに関してある程度の知識がある

この2つは必須ですが、編集者に声を掛けられている時点でクリアしているものとみなします(でなければそもそも依頼しません!)。ということで、次から上記の条件を一つずつ詳しく解説していきます。

締め切りを守る

当たり前のことかもしれませんが、締め切りを必ず守りましょう。

簡単なことなのに、これをクリアしているライターは体感で半分以下な気がします(笑)。締め切り前になると「〇〇の理由で原稿が遅れます」というメールが届くのは、もはや編集者の恒例行事と言ってもいいかもしれません。記名記事の場合、多少は目をつぶりますが、初回の無記名記事なら今後仕事を頼むことはなくなると思います。

指定された文字量を守る

これも守れない人が非常に多い。使用するソフトの文字送り等の問題で、行数が多少変わるのは仕方ありません。ただ、それを加味しても指定した文字数で書けないライターって想像以上に結構たくさんいます。

指定された文字量通りに原稿を仕上げましょう。

連絡を取りやすい&都合がつきやすい

何かあった時にすぐに連絡がつく人は重宝します。さらに、フレキシブルに動いてくれるライターさんだと、クライアントと調整をしやすいので使われる確率が上がります。仕事をたくさん受けたいなら、なるべく連絡を取りやすい環境に身を置くようにしましょう。

メディアの文体に合わせた書き方をしてくれる(無記名の場合は特に)

メディアによって文体がまるっきり違います。できれば過去の記事を読んで、その文体に合わせて原稿を書いてみてください。

漢字表記なども統一している場合があるので、気になる方は何を参考にしているのか聞いてみてもいいかもしれません(多分、記者ハンドブックと言われると思います)。

表記も気にしながら原稿を書いてくれると、編集者としては非常に助かります。とはいえ、表記統一に関しては編集部の仕事の一つでもあるので、まずは文体だけでもきちんと合わせるように意識しましょう。記事を自由に直させてくれる(無記名の場合は特に)

文章にこだわりがあるという人もいるかと思いますが、自由に直してもいい形にしていただけると編集者としてはすごく助かります。もちろん、記名原稿の場合はそこに名前がある以上、自分が書いた責任も発生するので、譲れないところは担当編集者にきちんと伝えてください。無記名記事の場合は、担当編集者の意思に従いましょう。

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校正の際はデザインを崩さない形で赤を入れる

自分で校正もする場合は、デザインを崩さない形に収まるようにうまく調整をして訂正指示を入れてください。文字列を無視しての赤入れはデザイナーの手を煩わせることになるので、気を付けましょう。

これができないと担当編集者に「編集のこと分かっていないんだな」と確実に思われます。

まとめ

ざっくり説明しましたが、下記の6つを守れば次も仕事を振られやすくなるはずです。

  • 締め切りを守る
  • 指定された文字量を守る
  • 連絡を取りやすい&都合がつきやすい
  • メディアの文体に合わせた書き方をしてくれる(無記名の場合は特に)
  • 記事を自由に直させてくれる(無記名の場合は特に)
  • 校正の際はデザインを崩さない形で赤を入れる

ちなみに、

業界に造詣が深く権威のある人

でしたら、上記の条件はすべて無視していただいて構いません(笑)。

あくまでも個人的な見解ですが、「なかなか継続して依頼が来ない」と悩んでいる現役ライターやライター志望の人は、意識するだけで今よりもたくさん仕事を受注できると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

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