【現役雑誌編集者が教える】編集者になると変わる9つのこと

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世間的に見ると編集者=忙しい、大変だというイメージがあると思います。実際、このイメージは間違っておらず、ほとんどの編集者は忙しい日常を送っています。

そして、多忙な日々を送ると生活スタイルやものの考え方がガラッと変わるもの。実際、自分も雑誌編集者になってからは、その前のスタンスとは一変しました。

ということで今回は、自分が編集者になって変わったことをご紹介したいと思います。

目次

編集者になって変わる9つのこと

具体的に変わったことは以下の9つです。

  • 休日の概念が無くなった
  • オンオフの切り替えが下手になった
  • 物事の裏側を見るようになった
  • トレンドを追いかけるようになった
  • 広告に敏感になった
  • 電話が怖くなくなった
  • 趣味が増えた
  • 作業効率を考えるようになった
  • 頭の回転が速くなった

それでは一つずつ解説していきましょう。

休日の概念がなくなった

これは編集者あるあるじゃないでしょうか? 編集者は一般会社員と違って、基本的に完全オフの日はほとんどありません。頭の中で常に企画を考えていて、思い付いたらいつでも出せる状態にするし、土日祝日だろうとも取材や打ち合わせがあれば外へ出向きます。いつの間にか土日込みでスケジュールを組んでいたりするので、丸一日オフというケースはほとんどありません。

超効率的に仕事を進められる人は休日もしっかり休めるようなスケジュールで動けたりもしますが、本当に稀。休みの日も何かしら業務に携わっている人の方が多いです。

オンオフの切り替えが下手になった

休日の概念がなくなるから、自動的にオンオフの切り替えがなあなあになって、どこまでが仕事でどこまでがプライベートかの線引きが曖昧になります。特に、自分の趣味が仕事になった時はその傾向が強くなります。編集者になる人は活字に触れるのが好き、扱っている媒体に興味があるという場合が多いので、この状態に陥っている人は結構多い印象。趣味を仕事にできるだけ幸せと言えば幸せですが、オンオフの切り替えがうまくできないという弊害も出てきます。

物事の裏側を見るようになった

ニュースやコンテンツを見るたびに、なぜ今このトピックスを取り上げるのか、裏ではどういった動きがあるのかを考えるようになりました。これはおそらく、仕事でニュースソースを発信することもあるからだと思います。

編集者になるとどんなコンテンツに触れても、制作者サイドの目線で物事を見る癖がついてきます。と同時に、自分だったらこう見せるなとか、ここはいらないんじゃないかな、この見せ方は新鮮など、批評家気取りでコンテンツに触れる機会も多くなります。

トレンドを追いかけるようになった

読者の興味を引くために今何が流行っているのかを注視するようになりました。あとはトレンドの仕掛け人としての役割もあるので、何が流行になりそうかのリサーチをかけるためにも、さまざまなコンテンツを注視しています。

広告に敏感になった

どんなものでも、スポンサーや広告を気にするようになりました。編集者になって意識が大きく変わったことの一つだと思います。あらためて周りを見渡してみると世の中広告であふれかえっていることがよく分かります。そして、広告は一番トレンドを反映する場所でもあるので、どこにどんな広告が入っているかで、そのコンテンツ、広告主にどれくらい勢いがあるか分かります。また、人々はどれほど広告に左右影響されて物事決めているのかもよく分かります。

電話が怖くなくなった

外部との連絡が多くなるので、あれほど嫌だった電話が苦手じゃなくなりました。とは言っても本当はメールもしくはチャット派。証拠も残るし、お互いに無駄な時間を取られないから便利なんですけどね。ご年配の人たちはいまだに電話が好きみたいです…。

趣味が増えた

意識的にコンテンツに触れる量が増えたおかげか、趣味が増えました。もしかしたら、何とかしてオンオフを付けようという無意識の力も働いているかもしれませんね。ただ、趣味が増えても、スイッチの切り替えはなかなかできないというのが現状です。

作業効率を考えるようになった

これは一種の生存本能と言ってもいいのかもしれません。普通にこなしているだけじゃ終わらない量の仕事を平然担当するため、作業効率を考えながら仕事に取り組むようになりました。とは言っても、相手がいる仕事なので、自分の思い通りにはいきません。その場合でも今できる最良のことを探しながら常に業務に取り組んでいます。冗談抜きに目の前にある仕事をただこなすだけのスタンスだと絶対に終わりません。

頭の回転が早くなった

仕事量が多い上に、先回りして物事を考えないといけないので、頭の回転が自動的に早くなりました。ただし、数学的思考は日に日に衰えを感じます。普段あまり数字を扱わないせいか、暗算のスピードは大分遅くなりましたね。経済誌は別ですが、全体的に結構計算が苦手な編集者は多い印象です。上司が簡単な計算なのに電卓を叩いていた時にはこれはヤバいなと思いました…えぇ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まとめると編集者になって変わったことは以下の9つ。

  • 休日の概念が無くなった
  • オンオフの切り替えが下手になった
  • 物事の裏側を見るようになった
  • トレンドを追いかけるようになった
  • 広告に敏感になった
  • 電話が怖くなくなった
  • 趣味が増えた
  • 作業効率を考えるようになった
  • 頭の回転が速くなった

良い面と悪い面、両方あると思いますが、どちらにせよ自分の意識と周りの環境が一変することは間違いありません。

変化を受け入つつ、いかに楽しめるかが長く編集者を続けるためのコツ。

編集者を目指す人は、上記のことを頭の片隅に入れておいてください。

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