【横並び記事】ニュースの作られ方【独自取材と合同取材】

ネット上を含むさまざまなメディアで、日々新しいニュースが配信されています。膨大な量のニュースがあるはずのに、たくさんのメディアが報じているネタがあります。彼らはなぜ、各社横並びで報道できるのでしょうか?

当たり前のことかもしれないですが、この仕組みを分かっていない人は意外に多いはず。

ということで今回は、ニュースソースを配信する側の立場にいる雑誌編集者が、横並び記事の配信される仕組みを解説します。これを知ると、なぜ今そのニュースが取り上げられているのかという、世の中の裏側が分かります。

結論から言うと世の中のニュース配信メディアは、横並びの記事になるような合同取材会を取り上げることが多いから。

それでは詳しく話を進めていきましょう。

目次

独自取材と合同取材

まず、エンタメ系のニュース記事は大きく分けて2種類の取材方法があります。

  • 独自取材
  • 記者発表会などの合同取材

独自取材は自らネタを見つけてニュースの素材を集める方法のこと。独自で取材にあたるため、各社同じ記事にはなりません。ニュースなどには”独自取材”など表記されることが多いです。

一方、合同取材は取材側がイベントなどを主催してメディアにニュース素材を提供する方法のこと。合同取材会には複数のメディアが集まります。つまり、世の中の横並びで報道されているニュースは、合同取材で情報を得たケースと言えます。

合同取材になる2つのケース

それでは、合同取材はどのような経由で行われるのでしょうか?

その方法は主に2つあります。

  • 自社または関連会社の広報部経由
  • 代理店等のPR会社経由

いずれにしろ事前にプレスリリースで各所に告知をして、マスコミに取材会への出席を呼び掛けます。

大概は自社もしくは関連会社の広報部のみで会見を仕切りますが、

  • 普段自分たちと関わりのないメディアも呼びたい
  • 複数の企業が関わっているプロジェクトだから外部のまとめ役が欲しい
  • 大規模イベントなので役割を分担したい

上記の3つのケースでは、高確率で代理店等が間に入ってプレスリリースを流しています。

合同取材のメリット

ニュースを配信するメディア側としても、膨大な量の情報から何をピックアップするかの判断は非常に難しいのはすぐに想像できると思います。媒体としては話題になりそうなトピックスを取り上げなければいけない…。となると、メディア関係者を集めようと大々的にプレスリリースを流しているところに注目するのは自然な流れといえます。メディアを呼び掛けているということは話題なることが分かっているわけですから。

極端に言うと大手メディアの場合、連日各所から届くプレスリリースを吟味して紹介するだけで、ニュースメディアとして十分機能してしてしまいます。

その結果、世の中のメディア媒体は自ら企画して独自取材を行うよりも、外部からのリリースを元に取材する受け身のスタイルが自然と増えていく…。だから、各社横並びの記事が世の中にたくさん出てくるという訳です。

もちろん、独自取材記事が多いことを特徴とした小・中規模のメディアはありますが、合同取材の記事を全く取り上げないという媒体はほぼないでしょう。

まとめ

繰り返しになりますが、普段から横並びの記事に触れる機会が多いのは、

世の中のニュース配信メディアが、横並びの記事になるような合同取材会をたくさん取り上げているから。

媒体を見る際は、独自取材と合同取材の記事をしっかり見れば、そのメディアがどれくらい取材力を持っているかが分かります。

基本的には、独自取材が多い媒体は、取材力が高いケースが多く、大手も報じている合同取材記事がある場合は、業界内でのメディア知名度が高いケースが多い傾向にあります。

編集者を目指すのであればいろいろな記事のニュースソースには敏感にならないといけません。

この機会にたくさんのメディアに触れて、独自取材の記事か合同取材の記事かを見分けられるようになってください。

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