【出版業界志望者必見】編集者って何者?【雑誌編集者の仕事内容】

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編集者ってずっと人気の存在にも関わらず、どんな仕事をしているのか謎ですよね? 今回は、雑誌編集者歴10年のカイリーニが雑誌編集者の仕事内容について解説したいと思います。

  • 編集者を目指す就活生
  • 未経験からの転職志望者
  • 編集者から仕事をもらいたいライター・カメラマン

には特に役に立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

雑誌編集者の仕事内容は6つ

まずは、編集者全般の仕事内容から説明しましょう。平たく言うと編集者の仕事は、出版物の企画制作管理です。書籍、漫画、雑誌など、扱う出版物によって中身は違いますが、企画制作管理という部分は変わりません。

それでは、雑誌編集者の場合、具体的にどのような仕事内容なのでしょうか。主な業務は以下の6つです。

  1. 新コーナー、特集ページの企画案制作
  2. 取引先、取材相手との日程調整
  3. 取材&撮影
  4. ライティング&原稿チェック
  5. ページレイアウト
  6. 校正

次から一つずつ詳しく解説していきましょう。

新コーナー、特集ページの企画案制作

雑誌社では定期的に編集会議を開き、先の号に掲載する内容等を決めます。会議の際、編集部員は読者のニーズを考えて、既存のコーナーのみならず新コーナーや特集ページなどを企画を提案します。

会社や人によって違いますが、初めは出した企画をほとんど採用されません。それでもめげずに提案し続けると少しずつコツを掴んでくるのか、徐々に採用率が上がってきます。とはいっても、ベテラン編集部員だからといって毎回必ず企画が通るわけではありません。

会議ごとに最低一つ以上は何かアイデアを出すことが必要とされる空気があるため、編集者は「何かいいネタはないか」といかなる時でもアンテナを張っています。会議前にぱっとアイデアが浮かんでくることはないですから…。

企画の立案は、編集部員の大きな仕事の一つです。

取材相手との日程調整

自分の担当ページの取材日程を決めます。いつもの取引先だとスムーズに事が運びますが、新連載や特集ページだと、新たに連絡を取り合う必要があるから割と大変。ロケを敢行しようとするとさらに苦労します。経験者なら分かると思いますが、許可取りって案外面倒くさいんですよ。

ライターさん、カメラマンさんを使う取材なら外部スタッフとも日程をすり合わせながら調整をします。

取材

ライター、カメラマンのいる取材でも担当編集者は基本同席します。しかもただ同席しているだけでなく、先方の希望や取材の流れなどをしっかりと把握して、必要とあらば口を出して、時には進行役も務めます。

ライターを使わずに自分で書くとなると、さらに忙しい! 大手だと大体外注ですが、中小だと自分で記事を書く機会が増えます。本に携わる作業をできるだけ経験したいという人は大手を狙わずに中小を狙った方がいいかもしれません。

ライティング&原稿チェック

外部ライターに頼む時以外は自分で記事を書きます。ライティングで大変なのはインタビュー起こし(文字起こし)。早くてもインタビューした時の3倍時間がかかります。

自分で記事を書かない場合でも、ライターが書いた原稿チェックは必須。想定した文章でない場合、リライトをお願いするか自分でリライトをする羽目に…。締め切り過ぎている上に、リライトをかけなきゃいけない原稿が届いた時には、怒りをぶち撒けたくなります(笑)。

ということでライターの皆さん、編集者が望んでいる記事が書けないのは百歩譲って仕方ないにしても、期限だけはきちんと守りましょう!

ページレイアウト

記事に取り掛かる前にページレイアウトを決めることもありますが、大体原稿の完成後にレイアウトを作ります。その際、ページラフを制作してデザイナーに送ります。これが意外と大変。

全部お任せでいい感じに作ってくれるデザイナーもいれば、オペレーター的な動きが主で、こちらが事細かに指示を出さないと作れないデザイナーもいます。

正直、どのデザイナーと組めるかはかなり重要です!

個人的には、こちらが指示する前にパターンをいろいろと提案してくれるデザイナーはすごくやりやすいと思っています。

校正

雑誌編集者が一番忙しいのがこのタイミング取材先で何か断る時は大抵「今校正期間中なので」という言葉を使います(笑)。

情報に誤りがないか、誤字脱字はないかを隅々までチェックします。それでも人間ですから誤りはつきもの。重大なミスの場合、次号に訂正文を入れます。

WEBの場合はある意味リライト前提で書いたりしているところがあるからかチェックが甘いですが、紙ではそうもいきません。

本誌に訂正文を入れるのは非常に格好悪い! だから編集者は、毎回必死の思いで校正作業を行っています

まとめ

いかがでしたか? まとめると編集者の仕事は主に

  1. 新コーナー、特集ページの企画案制作
  2. 取引先、取材相手との日程調整
  3. 取材&撮影
  4. ライティング&原稿チェック
  5. ページレイアウト
  6. 校正

の6つ。

上記の業務が雑誌の工程ごとに繰り返し行われています。

  • 編集者を目指す就活生
  • 未経験からの転職志望者
  • 編集者から仕事をもらいたいライター・カメラマン

には必須の知識ですので、この機会にしっかり覚えてください!

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