【文章力を鍛えるために】毎日できるおすすめトレーニング法9選

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SNSなどで大勢の人に文章を公開することが当たり前になった昨今、どうしたら効率的に文章力を上げられるかで悩んでいる人も多いかと思います。今回は、そんな皆さんのために文章力アップ法をお伝えします。この記事に書いてあることを実践すれば、あなたの文章力は確実に向上するでしょう。

目次

文章力アップのコツとは

早速、文章力アップのコツをお伝えします。それは、インプット(読み)、アウトプット(書き)の両方で毎日一定時間文章に触れること。当たり前のことだと分かっていても、意外と毎日意識して両方に時間を割いているという人は少ないかと思います。身も蓋もない話ですが、とにかく読んで書く以外に方法はありません。

インプット(読み)とアウトプット(書き)の重要性

文章を作る際、人は皆、自分の中にあるリソースを使って書きはじめます。リソースは今まで触れてきた文章や会話の中にしかありませんから、それを増やすには外部からインプットするしか方法はありません。また、いくら語彙力、表現法、構成術などの知識をたくさん身に付けても、実際に文章に落とし込むとなるとうまくいかないことが多いでしょう。得た知識を正しく使えるようになるためには、必ず試行回数を重ねるアウトプットの作業が必要になります。

では、インプットとアウトプット、どちらに比重を置いた方がいいのでしょうか。個人的には、インプット3:アウトプット7の割合で行うといいと思います。

文章が書けないと悩んでいる人の原因の大半はアウトプット不足によるもの。優劣は別にして、文章を作るだけなら義務教育課程で習った内容で十分書けます。にもかかわらず、書けないという人は大抵の場合、書く練習をしていないだけです。

インプットとアウトプット、どちらが不足しているか

もちろん、アウトプットではなくインプットが原因で文章力が足りないと感じている人もいます。インプットが足りない場合とアウトプットが足りない場合で、どのような違いが出てくるのでしょうか?

インプット・アウトプットが不足している具体例をいくつか挙げてみたいと思います。

インプット不足が原因
  • 同じ表現や語尾が続いてしまう
  • 似たような文章ばかり量産してしまう
  • 書いた内容が相手にうまく伝わらないことが多い
アウトプット不足が原因
  • そもそも何を書いていいか分からない
  • 口頭では説明できるが文章化できない
  • 自分の書いた文章を人に見せるのが恥ずかしい

ざっくりまとめると、実際に文章を書いていて技術的な壁にぶつかっている人はインプットが不足、それ以外の人はアウトプットが不足しているでしょう。この機会に自分にはどちらが足りないかを改めて確認してみてください。足りないものが分かったらあとは実践あるのみ。次から解説するインプット・アウトプット法をうまく活用して、文章力をアップさせてください。

文章力を上げるには構成力、読解力、要約力、表現力、校正力など、さまざまな力が必要になってきますが、どれか一つに特化して鍛える方法をあまりおすすめしません。個人的には、初心者のうちは一つの取り組みでバランス良く文章力を鍛えることを推奨しています。インプット・アウトプット法を通じて、毎日文章に触れて文章力を高めていきましょう。

文章力を鍛えるインプット(読み)トレーニング法

インプットを増やさない限り、バリエーション豊かな文章は作れません。では、インプットを増やすにはどうしたらいいか。その答えは非常にシンプル。とにかくたくさん文章を読みましょう。それでは、どのような文章を読むことが文章力アップのトレーニングとして最適か、以下に記していきます。

文章の書き方にまつわる本を読む

当然のことかもしれませんが、文章力を鍛えるなら、文章に関するハウツー本を読むことは非常に効果的です。ただ、プロの意見を言わせてもらうと、この手のハウツー本は何冊も読破するものではなく、自分が読みやすいと思う本を1冊読めば十分。複数読むと文法に縛られすぎて逆に書けなくなってしまう現象に陥ります。ちなみに、今の自分のおすすめは、文章術のベストセラー100冊をまとめた以下の本。

これを一冊読めば大抵のことには対応できます。もし足りないようだったら、本の参考文献の中から自分に合いそうなものを選んで読んでみてください。ただし、たくさん本を読んで迷走しないように。

どうしても無料で学びたいという場合は、当たりはずれはありますが、文章術に関するブログ記事を読むのも効果的です。ちなみに、当ブログでも文章に関する記事をいくつか投稿しているので、未読の人は、時間があるときに読んでみてください。

好きな作家の本を読む

文章力をアップさせるには、とにかく文章に触れる機会を増やすことが大切。その際に有効なのが「好きな作家の本を読む」です。自分好みの本だったら飽きずに継続して読むことができるはず。

また本を読む時、著者の書き方を分析すると、さらなる文章力アップにつながります。特に小説の場合は、文章のリズムや流れ、表現法などに独自性があるので、いいと思うものは積極的に取り入れていきましょう。

難しいと感じる本を読む

好きな本ばかりではなく、少し難解な本も読むようにしましょう。普段使わない言葉などに触れることで語彙力や書き方のバリエーションが増えます。これは、ハウツー本を読むよりも自分の中に知識が定着しやすい手段の一つ。自分で発見した“文章の気付き”は、まず忘れません。自ら進んで学ぼうとした体験は、後に大きな財産になります。将来、より良い文章を書くためにも、この機会に少し難しいなと感じる本にも手を出してみてください。

他の人の書いたブログなどの文章を読んで校正する

性質としてはアウトプットに近いかもしれませんが、今回は読むという点を考慮してインプットに入れています。

人の粗探しをするのはあまりいいことではありませんが、誰かの文章を校正するというのも文章力アップにつながる手段の一つ。自分ならこう書くなと考えながら文章を読むことで、校正力は確実に磨かれていきます。書籍だけでなく、プロの手が入っていないアマチュアの文も積極的に読むようにしましょう。

文章力を鍛えるアウトプット(書く)トレーニング法

書くことさえすればインプットしなくても文章力は上がります(もちろん限界はあります)。ということはつまり、どんなに書籍をたくさん読んでも書かなければ一生文章力は上がりません。正直、アウトプット法に関しては「何でもいいからとにかく書け!」の一言で済んでしまいますが、人は少しでも効率的に文章力が上がる方法を求めたいもの…。ここからは文章力アップに効果的なアウトプット法をいくつかご紹介します。

自分の好きな文章を書き写し、好きな理由も書く

インプットを通じて自分の好きな文章に触れていたとしても、その文章をそのまま書き出せるでしょうか?

試してみると意外と書けない人が多いと思います。なぜかというと、ぼんやりとした形でしか認識していないから。文章を向上させて自分好みの文章を書きたいなら、まずはしっかりと自分の好きな書き方を覚えないといけません。そのためにベストな方法は紙に書き写すこと。アナログかもしれませんが、これはかなりの効果があります。紙に書き写す際は、なぜ好きなのか理由も一緒に書き出しましょう。書き写すのは誰でもできるけど、理由を書くのは大変です。

おそらく初めのうちはうまくまとまらなくて、わけが分からない文章になるかもしれません。でも慣れてくると、なぜ好きなのかをうまく説明できるようになり、自分が感じるいい文章、いい表現方法がどういうものなのかを徐々に理解できるようになります。好きな文章とその理由を明確に書き出せるようになる頃には、文章力の向上を実感できるでしょう。

ニュース記事の素材を集めてリライトする

文章力を磨くならリライトが一番。同じニュース素材を集めて自分なりに書き直してみましょう。もし余裕があったら、〇〇社の記事を▲▲社風にリライトするなどテーマを決めて行うのも効果的です。慣れてくると各社記事の特徴などをつかめるようになると思います。

テーマと文字数を決めて文章を書く

テーマと文字数を決めて書くことは、ライティングを仕事にしたいと思う人には必須の練習法です。ライターとして外部の仕事を受ける際、この二つが決まっていないことはほとんどありません。書くテーマはなんでも構いません。ただし、初めは文字数を少なめに設定した方が無難でしょう。慣れないうちは、文字数が増えるほど、冗長な文章になりがちです。

インプットで読んだ本のレビューを書く

文章の要約力を身に付けるためにも、インプットで学んだ本のレビューを書いてみましょう。他人の書いた文章をうまく要約する力を身に付けると、自分の書く文章もうまくまとめられるようになります。また同時に構成力も磨かれていきます。

構成力とは、「読者に伝わりやすい順番で文章を並べられる力」のこと。構成力が上がると、PREP法や逆三角形型などの文章の型を気にせずに、読みやすい文章が自然と書けるようになります。

Xを通じて短い文章にも触れる

短文を書く…この作業、実はプロでも難しいことだということを皆さんはご存じでしょうか。それを証明するかのように、短文の文章術にまつわる本も出版されています。

Xでは基本的に140文字という限られた文字数の中で情報を発信しなければいけません。できるだけ情報を削って魅力ある文章を作る…短文の練習にはもってこいのメディアです。日頃からポストを投稿して、短い文章を書くことに慣れていきましょう。

文章力アップのトレーニング法まとめ

文章力をアップさせるにはインプット(読み)とアウトプット(書く)が不可欠です。

おすすめの方法は以下の通り。

インプット法
  • 文章の書き方にまつわる本を読む
  • 好きな作家の本を読む
  • 難しいと感じる本を読む
  • 他の人の書いたブログなどの文章を読んで校正する
アウトプット法
  • 自分の好きな文章を書き写し、好きな理由も書く
  • ニュース記事の素材を集めてリライトする
  • テーマと文字数を決めて文章を書く
  • インプットで読んだ本のレビューを書く
  • Xを通じて短い文章にも触れる

最初はできるところからで構いません。とにかく、少ない時間でいいので継続して行うように心掛けてください。毎日続けることで確実に文章を書く能力が上がるはずです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • はじめまして
    ブログ部®を運営するみけねこ屋ともうします。
    スライドの記事、ブログにも応用できますね。納得しました!
    なかなか記事が書けなくて悩んでいました。
    インプットアウトプットの鍛錬ですね!

    WordPressテーマswellを使ってらっしゃるんですね。
    かっこい良く仕上がっています。
    わたしも、swellに乗り換えようか思案中なんです。
    お互いブログ運営がんばりましょうね(^^)/

    どうぞ、よろしくお願いします。

    • スパムボックスに入っていたようで、返信が遅くなり申し訳ございません…。
      コメント、ありがとうございます!
      文章力を上げるには、とにかくアウトプットとインプットしかありません。自分もまだまだなので、日々勉強中です。

      ブログ、拝見しました!
      swell仲間として、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)

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