コロナ禍で一般化したテレワーク。それに伴い、自宅オフィスチェアの需要が年々増えて、各社さまざまな商品が登場しています。そんな中、低価格で使いやすいオフィスチェアとして話題になっている商品がFlexiSpotのC7。47,200円~という低価格で上質なテレワーク環境を手に入れられます。
この商品、結論から伝えると
- リーズナブルな価格帯で多機能オフィスチェアが欲しい
- 長時間座っても疲れにくいオフィスチェアが欲しい
と考えている人にはおすすめのチェアです。
今回は、FlexiSpot C7について詳しくレビューしていきたいと思います。
電動昇降スタンディングデスクが欲しいと考えている人はFlexiSpotのE7がおすすめです。
FlexiSpot C7のスペック・仕様
まずは、C7の概要から説明していきましょう。
C7はシリーズもののオフィスチェアとなっていて現在、C7とC7Airという2種類の商品がラインアップされています。
C7とC7 Airの仕様は以下の通りです。
C7
- 背もたれ素材:メッシュ
- 座面素材:ウレタン
- リクライニング:128°
- 座面高さ範囲:119.5~134.5cm
C7 Air
- 背もたれ素材:メッシュ
- 座面素材:メッシュ
- リクライニング:128°
- 座面高さ範囲:119.5~134.5cm
C7とC7 Airの違いは座面がウレタンかメッシュかだけ。
ウレタン座面のC7は公式サイト価格で47,200円、メッシュ座面のC7 Airは47,900円です。
どちらも組み立てが必要な商品ですが、「DIYは苦手」という人でも現地組み立てサービス(クロネコヤマトのらくらく家財宅急便)があるから安心。別途6,600円かかりますが、プロに組み立ててもらうことも可能です。
自分は長時間座ることを考慮し、ウレタン座面のC7を選びました。
FlexiSpot C7の組み立て方
DIYオフィスチェアということで、前述した通り、組み立ては必須です。組み立ては1時間~1時間半程度と比較的簡単ですが、物理的に一人だと苦労する箇所もあるので(DIYが得意な人なら全く問題ないかもしれませんが…)、一人で作業可能か以下を参考にしてみてください。二人ならもっと短時間で手早く作業できます。
- 養生板(梱包に使われている段ボールでも代用可)
- 座面を支えるための高さのある机や椅子(ステップ6であるとものすごく作業が楽に)
ちなみに、段ボールの重さは25.2㎏、中身の重さは20.8㎏でした。サイズは73cm×65cm×45cmなので、かなり大きいです。
組み立ては8ステップで完了します。公式サイトにある以下の動画も参考にしてみてください。
組み立ての際、床を傷つける可能性があります。可能な限り下に何か敷きましょう。養生板があると完璧ですが、何もなければ梱包材(段ボール)でも可能です。自分が使用しているのはフクビの養生板です。
レッグフレームにキャスターを取り付けます。
圧入式のため、キャスターを付ける作業は結構力が要ります。力に自信のない女性には難しいかもしれません。
レッグフレームにガスシリンダーを取り付けます。
ボルトと六角レンチを使って、膝を取り付けます。
実はこの作業をするのを忘れてしまいました…。この作業をしないとステップ5の工程が大変になるので
必ず行ってください!
上記のように受け座のネジ穴が前に出ていない状態だと、後の作業が大変に…。
4本のボルト(I)を使って、座面受具を座面に取り付けます。
ステップ4をしっかりしないと、上記のように器具が干渉して六角レンチが非常に回しにくくなってしまいます。
このように器具が干渉してうまくボルトが回りませんのでくれぐれもご注意を。下手すると六角穴がなめてしまいます。
ボルト3本(L)で座面と背もたれを固定する作業。これが本当に難しい!
高さのある椅子に座面を固定することで何とかクリアしましたが、一人ではうまくバランス取れません。公式の組み立て動画では難なく作業していますけど、これはフットレストが付いているバージョン(おそらく海外限定仕様のC7 Pro?)だからな気が…。少なくとも自分は、組み立て動画のようには作業できませんでした。
ガスシリンダーに座面を挿し込みます。
付属のネジ(J)を使って、背もたれにヘッドレストを取り付けます。
FlexiSpot C7のメリット
座り心地のいい座面
C7の座面に使用されているウレタンは45㎏/㎥と密度が高く(一般的な椅子は20~30㎏/㎥だそう)、座面に厚み(約6㎝)があるためか座り心地が柔らかいの特長。個人的に、座り心地が非常によかったです。
十数年前に購入したStealcaseのthinkチェアが自宅にありますが、C7はそれよりも座り心地が柔らかくていい感じ。
ちなみに、メッシュ座面のC7 Airも弾力性と耐圧分散に優れているそうで、長時間座っていてもお尻が疲れにくいとのこと。ただ、座り心地にこだわりたいならウレタン座面のC7一択な気がします。
低価格で多機能
C7に付いている主な機能は以下の9つ。
一つひとつの機能はそれほど珍しくなくても、全てをそろえるとなるとかなりの高価格帯の商品になってしまいます。
上記の動画でC7の大体の機能が把握できると思います(動画内に出てくる収納式オットマンは付属していないので注意!)。
ちなみに、機能に関しては下記でも詳しく説明されています(チルトテンションノブは実物と少し違います。サンプル品なのだろうか…)。
個人的に一番便利な機能が4Dアームレスト。アームレストの前後、回転、高さ、左右を変えられる地味に便利な機能。
アームレストの高さ、左右は一度決めたらほぼ固定だと思いますが、前後、回転機能があるのは地味に便利ですよ。
同じくらいの価格帯の商品と言えば、イトーキのサリダYL9とコクヨのピコラが有名。両者と比べてもC7の方が圧倒的に高機能です。
FlexiSpot C7のデメリット
組み立てが面倒くさい
簡単とはいえ、その他組み立ての必要な国産メーカーオフィスチェアと比べるとパーツが多く、組み立てるのは割と大変な部類だと思います。
特に、ステップ6は高さのある机か椅子がないと、ほぼ一人で作業することは不可能な気がします。
面倒くさければ、前述した現地組み立てサービス(クロネコヤマトのらくらく家財宅急便)を利用するのもあり。別途6,600円かかりますが、プロに組み立ててもらえる安心感をお金で買えます。
パーツの精度・クオリティーは値段相応
ネジなどの細かいパーツのクオリティーや、見えない部分の仕上げなどは値段相応な気がします。
もちろん、見える部分の仕上がりはきれいなので、見た目は問題ありません。
FlexiSpot C7をおすすめするなら、この人!
冒頭でも伝えましたが、FlexiSpot C7は以下の人におすすめです。
- リーズナブルな価格帯で多機能オフィスチェアが欲しい
- 長時間座っても疲れにくいオフィスチェアが欲しい
4万円台で多機能オフィスチェアが買えるなんて、本当にいい時代になりました。
リーズナブルな価格で長時間座れるオフィスチェアが欲しいと考えている人は、ぜひご購入を。きっと満足していただけるはずです!
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