雑誌編集者になるための一番の王道はなんだと思いますか?
おそらくこの質問には、出版社の新卒採用!と答える方が多いかと思います。
皆さん、ご存じだとは思いますが、新卒で入社できるのはほんの一握りの人間だけ。だから、意外と違うルートで入社する人の方が多かったりします。雑誌編集者として働いている自分も新卒採用ではありませんし、周りを見渡しても新卒入社の編集者はほとんどいません。中途入社もたくさんいますが、未経験者採用はほとんどありません。
それでは、未経験者はどのような方法で編集者になれるのでしょうか?
今回は業界未経験者が雑誌編集者になるためのルートを解説していきます。
編集者になるための5つの方法
まずは結論からいきます。
未経験者が編集部に入る方法は以下の5つです。
- 新卒採用
- アルバイト採用
- 縁故採用
- 派遣採用
- 中途採用
それでは一つ一つ解説していきましょう。
新卒採用
大手出版社の編集部でキャリアを積み上げていきたいならほぼこれ一択でしょう。とはいえ狭き門の上に、会社によっては編集部に配属されるとは限りません。
どうしても編集部に入りたいという場合は、編集職を募集している中小出版社、編集プロダクションへの新卒入社をおすすめします。ただ、中小出版社、編集プロダクションもいまだ人気の業種なので、新卒採用が狭き門ということには変わりありません。
新卒採用を取る会社は余裕があるので、大抵は就活サイト経由で募集を掛けているでしょう。興味のある人は、サイト経由でエントリーしてみてください。
アルバイト採用
実は、アルバイトからキャリアをスタートする人がすごく多いのがこの業界の特徴の一つ。
大学、専門学校在学中にアルバイト入社→契約社員→正社員という流れは割と一般化しています。他にも、卒業後or20代でアルバイト入社→契約社員→正社員というケースも多い。自分もこのパターンで今の業界にいます。
編集職志望者はバイタリティーのある人が多いので、「求人募集していないのに電話やメールをして、手伝わせて欲しいと頼み込みキャリアをスタートした」という人もよく見かけます。
編集部の雰囲気を知るためにも、在学中に編集部の仕事を経験することはめちゃくちゃ大事です。学校でなく現場で覚えることって本当にたくさんあります。編集者を目指す若者の方はぜひ、在学中に編集部でアルバイトをしてみてください!
アルバイトなどの採用情報は、会社の採用ページに記載されていることが多いので気になるところがあればマメにチェックしてみましょう。予算の問題もあって、求人情報サイトには掲載されていないケースが多いです。前述したように、どうしても入りたいという場合は、会社に直接問い合わせてみるのもありですが、先方の迷惑にならないように配慮して連絡しましょう。
縁故採用
ある程度年齢がいっても編集者になりたいと思うなら、コネが必要です。編集部に出入りしているカメラマンやライター経由で紹介してもらえば、未経験といえども邪険にはされません。
ただ、少なくとも編集者になるならライター経験は積んでおいた方がいいと思います。ライティングのスキルがある程度ある人なら前向きに採用を検討してもらえるでしょう。
ライターとしてその出版社の仕事を受ける→その後編集部に就職というのもよく見る定番パターンの一つです。
派遣採用
これはどちらかと言うと稀なケース。未経験者でも本人が希望すれば運良く編集部に入れるかもしれません。基本的には契約期間中のみのパターンが多くなりますが、自分のキャリアにはなります。チャンスがあれば積極的にチャレンジしてみましょう。
派遣で一度得た経験を武器に、特定の出版社の中途採用やアルバイト採用を狙ってみるのもいいと思います。
中途採用
経験もないのになぜ中途入社ができるのか…と考える人もいるかもしれませんが、別業界の同業種(または類似職種)からの入社も可能です。
例を挙げると、会社の広報部、地元フリーペーパーの編集部、など。
業種によって直接入ることは難しいかもしれませんが、何社か経由することで雑誌編集者の道が開ける可能性があります。今の時代は非常に便利でマスコミ業界専門の転職エージェントというものが存在します。今の自分のキャリアで入れるかどうかは、マスメディアンなどの転職エージェントに相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると雑誌編集者になるための道のりは以下の5つ。
- 新卒採用
- アルバイト採用
- 縁故採用
- 派遣採用
- 中途採用
もちろん最強は新卒採用です! ただし、狭き門な上に編集部に配属されない場合もあるから注意しましょう。コネがある人は縁故採用を検討するのもあり。まだ学生で雑誌編集者を希望する場合は、アルバイトやインターンで編集部に入りましょう。うまくいけばそのまま就職の道も開けてくるはずです。
雑誌編集者になりたいという強い思いがあるなら、諦めずにいろいろな会社にコンタクトを取ってみてください!
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